堀敏治 「在りかを求めて」砺波市美術館
2013-2-12 06:00
砺波市美術館で2月11日まで開催されていた至高の精神展vol.14 堀敏治 在りかを求めてを観てきました。
この「至高の精神展」は砺波市美術館が富山県在住の作家を周回していくシリーズです。今回、はじめて堀敏治さんという方の存在を知りましたが、それもこの企画のおかげですね。
ウェブサイトではまったく分からなかったのですが、堀さんの作品は非常に立体的な作品でした。それは立体感のあるキャンバスに描かれた絵という海ではなく、高さの異なる木製パネルや、縄(に見えるが別の素材と思われる)などが、実際に立体的に配置されています。
レリーフのような2.5次元のような世界ですが、インスタレーションに近い形と表現すればいいのでしょうか。岩絵具を使った荒々しいながらも優しい色遣いと、混沌とした画面の中にもいろいろなものが織り込まれている様は、世の中と自信の内面の境界を取り払い混じり合ったような印象を受けました。
と文章で書いても、こればかりは実際に実物を観ないと伝わらない作品群です。ぜひ一度肉眼で見て欲しいです。
残念ながらご本人とお話しはできませんでしたが、機会があればまた見に行きたいと思いました。
また、砺波市美術館では2月9日より収蔵品展をやっいて無料で観覧できました。砺波市美術館は写真の収蔵が多く、地元在住の高道宏さんのプリントや、以前紹介した岩城信嘉さんの「EARTH WORK No.1」のシリーズなどが展示されていました。林清納さんの作品がインパクトがありました。
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