砺波市美術館 至高の精神展 総集編 PART2
砺波市美術館にて開催中の至高の精神展 総集編 PART2を観てきました。
砺波市美術館では1997年の開館以来、地元で旺盛な創作活動をしている現代アートの美術作家を取り上げ、毎年 “至高の精神展 IN SPIRITU ALTISSIMO” を開催しています。今回はこれまでに出品した作家を Part1(第1回~第5回)と Part2(第6回~第10回)に分けて展示する総集編。
Part1 は見逃してしまいましたが、Part2 には何とか間に合って観ることがでました。出品した作家は中村滝雄、桐沢仁美、東山
美術館のエントランスホールから、中村滝雄の作品が展示されています。手前に「共振 -Level 091-」。奥に「共振 -Level Steel H-」があり、自由に歩きながら観ることができます(写真は許可を得て撮影)。現代美術といっても下品なものや落書きといった感じのモノはなく、すべて洗練されていてアーティスティックな雰囲気がありました。この方の展示を以前発電所美術館で見たことがあります。
また展示室では、東山秀誠の木彫りの船のようなオブジェが圧巻。北岡哲の添乗から吊るされた魚を連想させる展示も美しい。どこかで見たと思ったら、この方も発電所美術館でも展示をされていた方でした。また当日は neutral production のライブパフォーマンスもあったようですが、時間をチェックせずに行ったので見ることはできませんでした……。とても残念。
ちなみに3階フロアにも一つだけ展示がありましたが、気づいた人はどれだけあったでしょうか。東山秀誠の『時に記す』という作品が、3階の階段踊り場に設置されていました。ここはたまに展示作品が入れ替わりますので要チェックです。
常設展で秋山庄太郎の写真も
2階の常設展では、絵画、彫刻、金箔細工、写真などを見ることができ、こちらも堪能させていただきました。とくに秋山庄太郎のチューリップの写真には見とれてしまいました。ミュゼふくおかカメラ館での『花妖』で見せたソフトフォーカスとは異なり、水滴の付いたチューリップの花をくっきりと写し撮っていで見事です。
砺波の花といえばチューリップですが、いろいろなチューリップの品種があるもので驚かされます。砺波で栽培されている品種数は、フランスを抜いてチューリップの本場オランダに次ぐ2位なのだとか。4月23日から5月6日までのチューリップフェアも楽しみです。
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