鶴見線・新芝浦への変圧器輸送
1月31日、鶴見線の新芝浦にある東芝の工場に、特大貨車を用いた変圧器の鉄道貨物輸送が行なわれた。いわゆる「特大貨物」である。変圧器は大変重量があるので、大物車と呼ばれる特殊な貨車が使われる。今回はシキ1000Dが使用されている。
まずは鶴見線の浜川崎にて撮影。枯れ草が目立つのを嫌がるのか、いつもここはほとんど撮影する人がいない。独り占めで撮影。後続の鶴見行きで浅野まで追いかける。
ちなみに 9997レは安善駅でしばらく停車するので、安善で待ったほうがじっくりとホームから撮影できる。安善からは鶴見線の電車と併走になる可能性があるので「かぶり」には注意が必要だ。今回は併走はしなかった。
浅野駅に先回りして到着するところを撮影。こちらは打って変わってホームに撮り鉄が多数待ち構えている。
浅野駅に到着した DE10 は鶴見小野方にある側線で機回しを行なう。定期の貨物列車はないためこのような特大輸送の時のみ使用される。この場所をホームから撮影するには35mmフィルム換算で 500mm クラスの超望遠レンズが必要になる。
DE10の機回しを撮影したら新芝浦駅へ向かう。この時間帯は海芝浦方面への電車がないため、浅野駅を降りて徒歩で向かう。駅間は短いので歩いても10分ほどで着く。ちなみに浅野も新芝浦駅も無人駅だが、Suica でタッチすれば支払できる。
浅野~新芝浦感は線路沿いの柵が低いため、どこからでも撮影可能だ。ただしこの場所は公道ではなく東芝の私有地(通行可)となっていた。大型車両も頻繁に通るのでくれぐれも撮影・通行には気をつけたい。
新芝浦駅から先は東芝の敷地内で関係者以外は立ち入りができない。東芝のスイッチャーが出てくるが撮影は困難である。駅のホームから到着する特大貨物列車を狙う。
ホームに到着してしばらくすると工場側に移動する。この時に浅野~新芝浦間で撮影していた人が続々駆けつけてくるので駅はパニック状態になる。私も撮影しようと早めにスタンバイしたもののあとから来た人たちに割り込まれてしまった。時間の余裕はあるのでくれぐれも焦って割り込んだりするのはやめてほしいところ。
ここで DE10 が切り離され、東芝のスイッチャーにバトンタッチとなる。黄色い彼が変圧器を工場内へと運んでいく。もちろん工場内は立ち入りできない。
工場にスイッチャーが変圧器を引き上げると、DE10がホームに引き上げてくる。この直後、スイッチャーが戻ってくるのでスイッチャーファンの方はお見逃しなく。このスイッチャーはなかなか見ることができない。専用線の機関車が好きな方にはたまらない瞬間だ。
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