伏木に「日本車両リサイクル」車両解体工場が進出へ
2010-10-9 21:43
閉鎖した日本製紙の伏木工場跡地に、車両の解体工場が進出する構想がありましたが、このたび正式に決定したそうです。
進出する会社の正式名称は「日本車両リサイクル」だそうです。ちなみに豊富産業グループです。
日本製紙伏木工場跡地を取得し、1年かけて現工場を解体し、その後、新工場を建設するとのこと。
解体工場は2012年8月に操業を始める予定で、老朽化した電車を全国から解体費無料で受け入れそうです。専用線が復活するほか、現在は保存車両置き場になっている伏木の貨物ヤードも活用されると思われます。
2008年9月に閉鎖されるまで使用されていたJR伏木駅から同工場への引き込み線を再開し、解体車両を線路輸送で直接持ち込めるようにする。JR貨物、伏木海陸運送と連係することで合意済みという。
そんなに解体する車両があるのかと思いますが、新工場では年間2000両以上の解体を視野に入れています。
同社によると、鉄道車両はこれまで、鉄道会社の車両基地に解体業者が出向いて解体しており、専門の工場はないという。同社では、年間2000~3000両の鉄道車両のリサイクルを想定している。
となると、廃車回送の甲種輸送が頻繁に行なわれることになります。高岡・能町・伏木が熱くなりますね。もっとも鉄道ではなく陸送や海上輸送も多そうですが、伏木港(富山新港)に面した立地を充分に活用できそうですね。
活用できる部品の輸出なども手がけるそうですが、いっそのことJRから払い下げた車両を地方私鉄向けに改造する工場にまで発展すれば、そらに面白くなりそうですね。
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